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【なろう小説】読んでみた②

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なろう小説
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X(Twitter)の方で結構広告が流れてくるもので、チラっとでも気になったものは検索して読んでみているのですが、今回もそのうちの一つです。こちらは原作がきちんと完結していたのでわりとオススメ。

今回読んだなろう小説は
「Aランクパーティーを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。」です。
相変わらずのタイトルの長さ。そしてあらすじもそのまんまですね。

女性が悪役令嬢なら男性はパーティー追放が人気です。ただこちらの場合は追放というより自分から脱退した感じですが、流れは大体一緒です。

★あらすじ
冒険者の中でも屈指の実力を認められている”Aランク”のパーティ「サンダーパイク」に所属していた主人公「ユーク」は、パーティ内での自分の扱いに以前から不満があり物語冒頭でパーティを離脱。元メンバーに散々バカにされ新しいパーティも見つからず困っているところを、以前”冒険者研修”で担当していた元教え子の三人に偶然出会いパーティに誘ってもらう事になる。

ユークには昔からの大きな夢があり、「無色の闇」と呼ばれる王国最大のダンジョンを探索することだった。教え子たちはユークの夢を聞いて、自分たちのパーティでその夢を叶えようと誓い、新しいパーティ「クローバー」で”Aランク”パーティを目指す。

一方ユークが抜けて実はメンバー全員がそれ程大した実力がないと露呈しはじめた「サンダーパイク」は、ユークを自分たちのパーティに連れ戻すべく画策、「無色の闇」の合同探索を餌に主人公をおびき出し連れ戻そうとする。「サンダーパイク」の目論見は失敗に終わるが、結果としてAランクでない「クローバー」も「無色の闇」を探索できることになった。
しかしダンジョンを探索中に「サンダーパイク」といざこざがあり、結果改心した一人以外メンバー全員を「無色の闇」へ置き去りにして決着した。

★感想
「有能な俺を追放して困ってるみたいだけど今更遅い」系です。男性主人公のなろうは今大体このパターンで溢れかえってます。そしてハーレム要素もちょこちょこ挟まってきます。

個人的にハーレムラブコメは全く興味がないし、元メンバーにスカっと!みたいなのもありふれた設定ではありますが、この小説の面白いところは世界観です。
「ダンジョン」「アイテム」「職業」等の設定がしっかり固まっていて、それでいて広大な世界観に魅了されます。一昔前のライトノベル「スレイヤーズ」のような冒険活劇が魅力です。

この小説の一端を担う元メンバー「サンダーパイク」は結構しつこく出てきます。普通に嫌な奴だし普通に制裁されていい気味だと思う場面もありますが、特にパーティーリーダーとユークのお話は、ずっと後半でもまた出てくるので必見です。

元教え子は皆女の子なのですが、読んでいると明らかに一人「作者絶対この子が本命だろ」と思える子がいます。実際主人公の本命の子なワケですが、扱いが露骨に差があるのはなんだかなぁという感じでした。あと増えるメンバーも全員女の子。ストーリーの大筋には問題ないし関係もないのですが、ちょっと欲望入っちゃってる感はあります。

全体的な感想としてはやはり「面白い」に尽きます。
ラブコメやスカっとより「世界の探求」に重きを置いている感じなので、壮大な異世界冒険が楽しみたい人には是非お勧めです。