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【なろう小説】読んでみた感想①

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なろう小説
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昨今では「小説家になろう!」というサイトで投稿される、所謂「なろう小説」というのが小説界のブームになっていますね。私は普通の短編小説もライトノベルも好きなのですが、今までなろう小説に手を出したことはありませんでした。
しかし新しいものに手を出さず毛嫌いするのは老害の始まりと言いますし、広告もよく打ってあって正直気になってはいたので、いくつか自分が読んだことあるものを簡単に紹介します。

一番最初に私が読んだなろう小説は
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」です。
なろう小説の特徴でもありますが、タイトルが長い長い。

内容はタイトル通りです。
侯爵令嬢の主人公は自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生していることに気付き、死刑を回避するために生きる術を身に着け、人間関係を改善し、せめて国外追放にとどまるように努力するお話です。

◆あらすじ◆

主人公のカタリナ・クラエスは頭を打ったことで前世の記憶を思い出します。
このままでは自分が最悪死刑、良くて国外追放の運命をたどることを察した主人公は、王子と婚約しないように動きますがうまくいきません。理由は王子が前世の記憶を取り戻し人の変わった主人公を好きになったからです。義理の弟も本来はカタリナと仲良くないはずでしたが、カタリナが積極的に人間関係の改善を図ったため良好な関係になり、ついでに両親の夫婦仲を取り持つことにもなります。

学園での生活が始まり、乙女ゲームのシナリオがスタートして焦るカタリナでしたが、乙女ゲームの主人公とお菓子をもらって仲良くなり、王子の側近や弟、生徒会役員ともそれぞれトラブルやイベントを通して仲良くなります。最後に闇の魔法を使う生徒を乙女ゲー主人公と王子、その取り巻きと一緒に説得しに行って学園生活が終了。結局乙女ゲームの主人公が誰とも恋に落ちなかったため、ゲームでいう「全員仲良しエンド」を迎え無事に乙女ゲームのシナリオを終えた・・・という話でした。

★感想★
このカタリナの出る小説こそ、今流行りの「悪役令嬢に転生」シリーズの先駆けなので、当然ではありますが超王道のストーリーです。最初にこれを読んだ時は主人公・・・ではなく悪役の方に転生する、というのが非常に珍しくて、なんとかして最悪の結末を変えようというカタリナの謎の努力が面白かったと思いました。魔法は諦めて畑仕事ができるようになったり、現代人的考えで周囲の男性に対し「おもしれー女」ムーブしている展開が昔は珍しくて面白かったものです。ただちょっとカタリナが持ち上げられすぎている感は否めないです。

この小説が出始めた当初は新鮮で面白かったのですが、ここからこの「悪役令嬢に転生」がめちゃくちゃに流行り、ランキングも悪役令嬢でうめつくされてしまったので今ではすっかり飽食状態になってしまいました。なろう小説なんて一通り読んでますっていう人が今更見ても多分つまらないかもしれません。

なろう小説なんて・・・と思っていましたが、読んでみると意外と面白いものも沢山ありました。そして何より広告に出てくる漫画がどれもこれも絵がキレイなんですよね。つい本編のストーリーが知りたくなってしまって読んじゃうことがほとんどです。
ストーリー長すぎて中だるみしてるものや完結してないものもありはするのですが、短くまとまっている話も結構あるので「なろう小説に手を出したことがない」という方はよかったら暇つぶしに読んでみて下さい。