ブログ持ち主の夫ですが、まだ投稿数も少ないので、気まぐれで投稿します。
いよいよ夏本番になってきましたが、我が家にはエアコンを取り付けていない部屋がひとつあります。
部屋の出入りなどはするのですが、やはり夏になると暑すぎて部屋を使うことがなくなってしまうので、エアコンを購入しました。
エアコンは、3月、4月あたりに購入すると、割と早く取付スケジュールも短いのですが、5月に購入をしてしまったため、取付まで1か月待ちでした。
そして先日、ついにエアコンを取り付けてもらえたので、今年の夏は使われなかった部屋が使えるようになってうれしかったです。
ここまでうれしい話を書いていますが、実はエアコンの取付作業で悲しいことがありました。
エアコンの取付作業は業者に依頼したのですが、最後の「エアパージ」と呼ばれる作業で、真空引きではなく、冷媒ガスを利用したエアパージをされてしまったのです。
エアコンは、冷媒ガスを利用して室外機と室内機の熱交換を行い、室内の空気を冷やしていますが、この冷媒ガスが抜けてしまうとエアコンの性能が低下してしまいます。
そのため、経年劣化により冷媒ガスが抜けて、エアコンの性能低下してしまうことについては仕方がないのですが、取付作業の方法によっても冷媒ガスが抜けてしまうリスクがあるのです。
エアコンには、室外機と室内機の間に配管がありますが、この配管内に冷媒ガスが通って熱交換を行っています。
冷媒ガスは、大気中の空気が混じってしまうと、エアコンの性能劣化につながってしまうので、エアコン本来の力を発揮できるように、取付時に配管の中にある大気中の空気を除去する作業を行います。
その取付作業のことを「エアパージ」と呼びます。
「エアパージ」には、主に「真空引きによるエアパージ」と「冷媒ガスを利用したエアパージ」があります。
「真空引きによるエアパージ」は、配管の中の空気をポンプで抜いて真空状態にしてから、冷媒ガスを満たす方法になります。
一方、「冷媒ガスを利用したエアパージ」というのは、室外機に充填されている冷媒ガスの圧力を利用して、空気を押し出す方法になります。

この方法は、機械を使わずに配管内の空気を除去することができますが、技量がないと冷媒ガスも一緒に大気中に放出されるリスクがあります。
冷媒ガスも一緒に大気中に放出されてしまうと、エアコンの性能低下につながる恐れがあったり、環境負荷を与えることになってしまいます。
そのため、さまざまなリスクが伴うことから、近年では「真空引きによるエアパージ」は、ほぼ主流となっています。
悲しい話に戻りますが、実は今回頼んだ取付業者には、「冷媒ガスを利用したエアパージ」をされてしまったのです。
これまで何度か取付作業の立ち合いの経験があるのですが、すべて「真空引きによるエアパージ」だったため、「冷媒ガスを利用したエアパージ」をされたときは、びっくりしました。
幸い、エアパージ時の音は一瞬だったので、許容範囲内でしたが、今の時代に業者が「冷媒ガスを利用したエアパージ」するのは、少しびっくりしました。
※私はその業界人ではないので、実情はわかりませんが、、、
念のため、取付業者の元受けには「冷媒ガスを利用したエアパージ」の取付されたので、エアコンの性能が低下した場合は保障してくれか確認をしたところ、保障してくれるとの回答をいただきました
(取付業者の元受け自体が「冷媒ガスを利用したエアパージ」を容認しているのか不明だったため、遠まわしに本作業を認めているのか確認するのが目的でした。)
取付作業の立ち合いするときは、ぜひこのような視点も持って、立ち会ってみてください。